蕎麦人(そばじん) - 石臼挽きの本格手打ち蕎麦



最近、仕事のシフトと営業時間がリンクせず、最近なかなか「蕎麦人」とデート出来ない。(店の前を通るときは、真っ暗である) 危ない言葉で言えば、正直「禁断症状」が出ているのだ。 土日の休日に車を走らそうと思うのだが、少々忙しい時期と重なっているため、ついつい朝方に寝してしまう。 腹立たしいのは、何故か13時に目覚める事である。前夜遅くまで仕事をしてしまう(べつに真面目な訳ではない。一週間のサボりのツケを払っているだけだ、酒飲みながら。) 京都市の北の方(山の中ではなく、一応市街地と言われる範囲の北限である)に住んでいる私としては、蕎麦人まてでは、某公的期機関の取締りが無い前提(つまりフルアクセル)でも1時間半は欲しい。 つまり、「良く寝たあぁ」と気持ちよく目覚めたのも一瞬。時計を見て「間にあわへんわ」ここの中途半端さが、余計に腹立たしい。(全て、自分が悪いのだが・・・・・・) 時間に余裕があれば「行く、行かない」は自分で決められる。14時頃起きたならば、タイムアウト、諦めもつく。 凄まじいストレスである。そう思う「私が変なのか?」それとも「蕎麦人の魔力のひきつけなのか?」それは、ぜひそれぞれの方々の判断にお任せしたい。 そんな魅力のある「蕎麦人」であると、私は思う。  

(京都市 40代 男性)


 二週間に一度程度、京都から生駒に出掛ける。抜け道として店の前を通っていたのだが、以前から妙に気になるお店であった。通り過ぎる一瞬に何かを感じるのだ。

   ある日のれんをくぐった。それ以来、欠かさず駐車場へ直行するようになった。  色々とメニューを試したいとも思うのだが、「玄そば ざる」から離れられない。  マリナーズのイチローに似た店主が爽やかに迎えてくれる。が、爽やかなのは最初だけ。オーダーが入ると、脇目も振らず、そばと対決。  バッターボックスのイチローいや、厨房のイチローだ、気迫すら感じる。そばが来る。一緒に来ている嫁さんには「蕎麦が来たら、話しかけるな」と言ってある。

   まず、一口二口と、そばつゆを付けずに口に運ぶ。口の中に広がる香り。自然を感じさせてくれる。  箸は途中で止めない、最後まで一気に突っ走る。つゆに付けたり、ツユの変わりに薬味を少し口に含んだり。自分勝手に気ままに楽しむ。玄そば大盛りを2枚が私のお決まりである。  食べ終わると、厨房で一息ついた店主が色々と教えてくれる。笑顔に戻ったイチローから、産地の事、打った時の感触や苦労、色々と教えてもらうのも大きな楽しみだ。  ここで蕎麦を食べると、いつも同じ味の蕎麦を出してくる店が不思議に思える。そばもツユも「生き物」だと思わせてくれる店だ。  「今日はどんな蕎麦だろう」と思いつつ、駐車場に入る一瞬が堪らなく嬉しい。  

(京都市 40代 男性)


先日蕎麦人さんで、お蕎麦を食べていたら、隣の常連の方が「前のつゆの方  が良かった。今日のは甘すぎる。」といきなり店主に文句を言った。

 横で聞いていた僕は内心「言われてみればナルホド・・・さすが蕎麦通」と思い  ながらつゆを口に含んでいた。確かに・・・言われてみれば・・・まぁ、僕は嫌い  ではないけど・・・。

 店主も「今日のつゆはいつもよりも煮込む時間を少し長めにもうけて、少し甘  めのものを出しました。作り直しましょうか?」と言った。

 僕は思いました。蕎麦人の美味しい蕎麦は店主の腕だけでなく、味に関して  キチンと意見を言うことが出来る常連さんがいるからこを成り立っているんだ  なと・・・。

 飲食店・・・最初から王者のような、優劣が最初から決まっているようなものな  んだろうか?。それとも、お客さんとの真剣なやりとりの中で、美味しいものを  より美味しく、険しい道を登るように道を極めていくものなんだろうか?。  それは僕にも分らない。

 ・・・ちなみに、

 そういう僕も店主に「今日の蕎麦はなんかくっついてるんだけど・・・」と言ったら  「そりゃ〜、お客さん、こっちが蕎麦を出してるのに、外で携帯電話で長いこと  話してた水分を蕎麦が含み始めてくっつきますわ〜。しかも、お客さんに出した  天ぷらなんですけど、お蕎麦をお出しした時に天ぷらが一番カラっとなっている  ように時間を調節して出しているんですよ。やっぱり、蕎麦はお客さんの目の前  に出た瞬間が一番美味しくなるように作っているので・・・。」と・・・。

 話を聞いてナルホドと思う。僕の蕎麦通の道は遠い・・・。

 出された食べ物に店主もいろいろな想いを乗っていることが分かった。  また、それを食べる常連さんの意見が、蕎麦人を育てているとも思った。

 そういう意見交換があってこそ、本当に美味しいものを探究していけるのでは  ないだろうか?。  

(奈良市 30代 男性)


 キラキラして翡翠でも練りこんでいるかのような蕎麦から、蕎麦以外では味わえない颯爽とした香りが鼻腔を抜け、しばし陶然とする。新蕎麦の季節などは、感動して声もでないこともある。

 東京で生まれ育ち、幼少期から蕎麦好きで、熱心ではないけども100店くらいは食べ歩いてた私が30才すぎて関西に来て、美味しいと思う蕎麦は殆どなかった。忘れもしない2005年の暮れ、勤め先の近くだったこともあり、オープンして1週間くらいのまだ混んでいなかった蕎麦人をひとりでフラッと訪れた。美味かった。名の通った関東の名店並みに美味かった。その日から3日連続で通いつめ、店主の横山さんと話すようになった。聞くほどにそのこだわりに唸らされた。

 抜群に美味い蕎麦に、店はお洒落で店主は気さくで、器も接客もお品書きや看板も素敵で、一気にファンになった。値段として安価ではないが、ものすごくお値打ち。こうして書いているだけで、また玄そばざるが食べたくなる。新蕎麦が待ち遠しい。ごくり。 

(木津川市 30代 男性)


 僕は蕎麦に詳しくない。

 蕎麦と言えば、大晦日に母親が作ってくれる年越し蕎麦しか知らず、それすら3パックいくらとかのモノだったから、「なんとなく縁起がいいから一応口にしておくもの」、僕にとって蕎麦とはそのようなものだった。

 蕎麦人さんを初めて訪れた際、運ばれてきたざる蕎麦を見た時の衝撃は、だから忘れられない。
 その時の蕎麦は、光が差し込めば透けて見えるような透明の淡い緑色で、一本一本には細かい無数の粒が行儀よく浮かんでいた。その様子はいかにも涼しげで、瑞々しかった。この時まで、蕎麦に見とれる日が来るとは思いもよらなかった

 もし知り合いに、ちゃんとしたお蕎麦を食べたことがない人がいたら、こういう蕎麦を食べさせてやりたいと思う。

(木津川市 30代 男性)


 生まれも育ちも西日本育ちの私はあまり蕎麦には縁がありませんでした。何年かに一度夏にざるそばを食べるぐらい。それが夫に連れられて東京の「やぶそば」に行って蕎麦に目覚めました。でも関西ではなかなかそんなに美味しいおそばはなくて。

 蕎麦人さんはそんな蕎麦欲求を満たしてくれるお店です。蕎麦通な私ではないけれど、蕎麦人さんのすっきりと香るおそばは大好きです。丸抜き、玄そばはもちろんですが、冬に鴨せいろは暖まるし、そのつゆがまた絶品です。

 お店の雰囲気も明るく、おしゃれで、それでいて子連れでも入れる温かさがありますよ。  

(木津川市 30代 女性)




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