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- 味覚事業
- 研究事業
今日の食品業界・飲料業界における味覚に関する悩みは大きく2つに分かれます。
一つ目はどうやって美味しさを作り出していけるかという商品開発段階の悩み。
二つ目はどうやって開発した商品の美味しさを顧客に伝えていくかという販売促進段階の悩み。
我々はこの食品・飲食業界の2つの大きな悩みを解決すべく、味覚センサー「レオ」という機械を独自に研究開発致しました。
この機械「レオ」は、今まで測定が困難と言われていた人間の基本五味と言われる甘味、塩味、酸味、苦味、旨味を独自の方法で分析測定し、それぞれの味を定量的に数値化することができます。
またこの得られたデータの解析を行う事により更にコクやキレ、まろやかさなども数値化し、定量比較することができます。
我々は、この味覚センサー「レオ」を用いて、それぞれの商品が人に与える味覚を数値化し、全体のバランスや、それぞれの味覚の相乗効果など、様々な視点から味覚データを作り出し、それを用いたコンサルティングソリューションを提供します。
具体的な事例をいくつかご紹介致します。
上記は商品開発の事例です。
旨味と塩味は、濃さが均等になると、美味しさの相乗効果を生むことが研究によって明らかになっております。
この開発においてはチーズと明太子の味を用いてその“黄金比”を生み出すため、試行錯誤を加えながら美味しさを開発致しました。
上記は商品の魅力を伝えるという事例です。
「四元豚シルキーポーク」は、日本人の嗜好に合わせて4種の豚が掛けあわせて作られた米国産豚肉で、その脂の甘味と、肉の柔らかさが特徴的です。
その魅力を伝えるため、「四元豚シルキーポーク」を従来の輸入ポーク、国産黒豚の甘味と比較したところ、「四元豚シルキーポーク」は他者よりも高い甘味を示すことが分かりました。
人間の持つ味覚という、本来感覚的にしか伝えられないものを、分析測定し数値化することにより、それぞれの商品の持つ売りを明確化し、販売促進に利用することができます。
また、海外での講演の依頼も頂きます。2014年8月には、シンガポールにて講演も行って、日本食の魅力についてもご紹介させて頂きました。